2007年11月24日土曜日
ソクーロフ20世紀3部作一挙上映
11月24日から12月7日まで大阪のシネ・ヌーヴォにて、「モレク神」、「牡牛座」、「太陽」のソクーロフ20世紀3部作が一挙上映される。
この3部作は、鬼才ソクーロフ監督が、20世紀に権力の座に就いていた人びと、そしてその権力の凋落を描いたもので、ヒトラー、ヒロヒトそして監督の自国の権力者レーニンがとりあげられている。
モレク神
1999年 / ロシア=ドイツ=日本=イタリア=フランス / 108分
監督:アレクサンドル・ソクーロフ
出演:エーナ・ルファノワ / レオニード・モズガヴォイ / レオニード・ソーコル / エレーナ・スピリドノワ
独裁者ヒトラーを主人公に、カリスマとしてのヒトラーの肖像を剥ぎ取り、その実像をコミカルに暴き出した作品。
ヒトラーが腹心のヨーゼフ・ゲッペルスやマルティン・ボーマン、ゲッベルス夫人のマグダたちとともに、愛人エヴァの待つ別荘に戻ってくる。ヒトラーは、エヴァと二人きりになると、「自分はガンで死ぬ。もう仕事はしたくない」と子供のように駄々をこね、ふとんをかぶってこもってしまうのだった……
ヒトラーを徹底的に“ひとりの男”に引きずり降ろそうとするソクーロフの問題提起。
1999年カンヌ国際映画祭最優秀脚本賞受賞。
牡牛座-レーニンの肖像
2001年 / ロシア・日本 / 94分
監督・撮影:アレクサンドル・ソクーロフ
出演:レオニード・モズゴヴォイ / マリーヤ・クズネツォーヴァ / ナターリア・ニクレンコ / レフ・エリセーエフ
3部作の最後の作品。
末期の床にあるレーニンの病室。レーニンの妻クループスカヤはベッドの脇で、ひたすら刑罰史を夫に読んで聞かせている。
見舞いに訪れたスターリンは、権力掌握まであと一歩。表情は晴れ晴れとしている。痴呆のような症状を見せているかつての権力者に対して番兵たちは冷淡だ……
レーニン晩年の1922年夏の一日をソクーロフのまなざしを通じ描いた問題作。
太陽
2005年 / ロシア=イタリア=フランス=スイス / 115分
監督:アレクサンドル・ソクーロフ
出演:イッセー尾形 / ロバート・ドーソン / 桃井かおり / 佐野史郎 / つじしんめい / 田村泰二郎 / ゲオルギー・ピツケラウリ
敗戦直前からマッカーサーとの会見を経て人間宣言を決断するまでの天皇ヒロヒトを描いた問題作。天皇のひとりの人間としての孤独と苦悩を見つめる。
1945年8月。疎開した皇后や皇太子らとも離れ、地下の待避壕か唯一残った研究所での生活を送る天皇。敗戦が決定的となる中、御前会議では陸軍大臣が本土決戦の用意あり、と息巻く。それに対して国民に平和を、と願う天皇は降伏を示唆する。空襲の悪夢にうなされ、皇后と皇太子の写真を優しく見つめる天皇。やがて、連合国占領軍総司令官ダグラス・マッカーサーとの会見の日がやってくる…
2007年10月26日金曜日
「この道は母へとつづく」ロードショー公開
10月27日より、Bunkamuraル・シネマほかにて「この道は母へとつづく」がロードショー公開される。
この映画は、母を探すために孤児院を脱走したという少年の実話を基に製作され、2005年ベルリン国際映画祭の児童映画部門グランプリを受賞した話題作だ。
ロシアの辺境の孤児院で育ち、イタリアの夫婦に引き取られることが決まった6歳のワーニャだが、ある日、先に養子にもらわれていった友達の本当の母親が孤児院に現れ、まだ見ぬ母への思いが募る。自分が養子にいった後に本当の母親が現れたらと不安になったワーニャは、孤児院を抜け出して母親を探す旅に出るが……。
この道は母へとつづく
原題:Italianetz
監督:アンドレイ・クラフチューク
脚本:アンドレイ・ロマーノフ
撮影:アレクサンドル・ブーロフ
音楽:アレクサンドル・クナイフェル
出演:コーリャ・スピリドノフ、マリヤ・クズネツォーワ、ダーリヤ・レスニコーワ、ユーリイ・イツコーフ、ニコライ・レウトフ
2005年レンフィルム製作/1時間39分
配給:アスミック・エース
10月27日より、Bunkamuraル・シネマほかにてロードショー
ロードショー公開にさきがけ、ランダムハウス講談社よりノベラズ版も出版された。
著者のアンドレイ・ロマーノフは、1962年、レニングラード生まれ。レニングラード国立大学でジャーナリズムを学ぶ。管理人、借金の取立て屋、消防士、屋根職人など、様々な職歴を経て、モスクワにある全ロシア国立大学(VGIK)に入学し、脚本を学んだ。映画作品の他にもTVドラマシリーズなど多数手がけている。
この道は母へとつづく
アンドレイ ロマーノフ著 / 佐野晶 訳
文庫: 240ページ(14.8 x 10.6 x 1.4 cm )
出版社: ランダムハウス講談社
発売日: 2007/10/2
2007年10月24日水曜日
DVD「ナイト・ウォッチ/NOCHNOI DOZOR (ベストヒット・セレクション)」発売
10月24日、20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパンよりDVD「ナイト・ウォッチ/NOCHNOI DOZOR (ベストヒット・セレクション)」が発売された。
「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」「スパイダーマン2」を超えロシア興行史上NO.1ヒットを記録!!大脳を震わす衝撃と興奮 SF・ダーク・ファンタジー3部作の第1章、光vs闇の最終戦争を、いま、目撃する。
第2作「デイ・ウォッチ」は、10日間で興収No.1記録を更新!!
「デイ・ウォッチ」の日本公開は、2008年2月に予定されている。第3作「ダスク・ウォッチ」はハリウッド製作となる予定だ。
ナイト・ウォッチ/NOCHNOI DOZOR(ベストヒット・セレクション)
監督・脚本(ロシア語版):ティムール・ベクマンベトフ
製作:アナトリー・マキシモフ/コンスタンチン・エルンスト
原作・脚本(ロシア語版):セルゲイ・ルキヤネンコ
<キャスト>
アントン…コンスタンチン・ハベンスキー(平田広明)
ゲッサー…ウラジミール・メニショフ(福田信昭)
スヴェトラーナ…マリア・ポロシナ(岡 寛恵)
イゴール…ディマ・マルティノフ(久保田恵)
オリガ…ガリーナ・チューニナ(浅野まゆみ)
字幕翻訳:太田直子 / 吹替翻訳:久保喜昭
<特典>
ティムール・ベクマンベトフ(監督)による音声解説
セルゲイ・ルキヤネンコ(原作)による字幕解説
BROKEN SAINTS
――“PROPHECY”予告編
――EPISODE3: VERSUS
――EPISODE4: EPIPHANY
『プリズン・ブレイク』第1話「マイケル」
『プリズン・ブレイク』とは?
『プリズン・ブレイク』次回予告
2007年10月1日月曜日
タルコフスキー、エイゼンシュテイン作品上映!
東京・池袋の新文芸座で「魅惑のシネマクラシックス・第1部 ヨーロッパの巨匠たち」と題された企画の中でタルコフスキーとエイゼンシュテインの作品が上映される。
10月3日(水)
[アンドレイ・タルコフスキー]
僕の村は戦場だった(1962) 12:45/17:45
惑星ソラリス(1972) 9:45/14:45/19:45
10月5日(金)
[セルゲイ・M・エイゼンシュテイン]
十月(1928) 11:35/15:15/18:50
戦艦ポチョムキン〈完全復元版〉(1925) 10:05/13:45/17:20/20:55
■料金 一般1300円、学生1200円 / 3回券3000円(10/7まで販売)
■会場&お問い合わせ
新文芸座
池袋東口徒歩3分
03-3971-9422
2007年9月26日水曜日
ソクーロフ監督「ヴィオラ・ソナタ-ドミトリー・ショスタコーヴィチ」発売
2007年9月25日火曜日
アテネ・フランセ文化センターでロシア映画の名作23本を一挙上映!
東京・御茶ノ水のアテネ・フランセ文化センターでロシア映画史に名を残す重要作23本が一挙上映される。
映画の授業 ロシア古典映画篇
9月26日(水)
17:20~
ステンカ・ラージン(1908)
監督:ウラジーミル・ロマシコフ
セヴァストポリの防衛(1911)
監督:ワシリー・ゴンチャロフ
アレクサンドル・ハンジョンコフ
19:00~
アエリータ(1924)
監督:ヤコフ・プロタザーノフ
9月27日(木)
17:30~
ボリシェビキの国におけるウェスト氏の異常な冒険(1924)
監督:レフ・クレショフ
19:00~
メアリー・ピックフォードの接吻(1927)
監督:セルゲイ・コマロフ
9月28日(金)
17:10~
ストライキ(1924)
監督:セルゲイ・エイゼンシュテイン
19:00~
アレクサンドル・ネフスキー(1938)
監督:セルゲイ・エイゼンシュテイン
9月29日(土)
15:30~
大地(1930)
監督:アレクサンドル・ドヴジェンコ
17:30~
シチョールス(1939)
監督:アレクサンドル・ドヴジェンコ
10月2日(火)
17:50~
カメラを持った男(1929
監督:ジガ・ヴェルトフ
19:30~
レーニンの三つの歌(1934)
監督:ジガ・ヴェルトフ
10月3日(水)
16:40~
呼応計画(1932)
監督:フリードリヒ・エルムレル セルゲイ・ユトケーヴィチ
19:00~
チャパーエフ(1934)
監督:ゲオルギー・ワシーリエフ セルゲイ・ワシーリエフ
10月4日(木)
17:20~
陽気な連中(1934)
監督:グリゴリー・アレクサンドロフ
19:30~
アコーディオン(1934)
監督:イーゴリ・サフチェンコ
10月5日(金)
17:20~
宇宙飛行(1935)
監督:ワシリー・ジュラヴリョフ
19:00~
うぐいす(1936)
監督:ニコライ・エック
10月6日(土)
16:00~
戦火の大地(1943)
監督:マルク・ドンスコイ
18:00~
シベリア物語(1947)
監督:イワン・プィリエフ
10月9日(火)
17:10~
石の花(1946)
監督:アレクサンドル・プトゥシコ
19:00~
女狙撃兵マリュートカ(1956)
監督:グリゴリー・チュフライ
10月10日(水)
17:10~
外套(1959)
監督:アレクセイ・バターロフ
19:00~
ドン・キホーテ(1957)
監督:グリゴリー・コージンツェフ
■各回入れ替え制
■料金 一般=1回券1000円/4回券3500円/アテネ会員=800円
■会場&お問い合わせ
アテネ・フランセ文化センター
東京都千代田区神田駿河台2-11 アテネ・フランセ4F
(JR/地下鉄 御茶ノ水・水道橋駅7分)
03-3291-4339(13:00-20:00)
2007年9月21日金曜日
☆幻の超大作DVD「シベリアーダ」発売!
「シベリアーダ」RCCF-1040
1979年のカンヌ国際映画祭で「ブリキの太鼓」や「地獄の黙示録」と競い、審査員特別賞に輝きながらも、日本では劇場公開の機会を逸してしまい、永らく幻の傑作として上映を熱望され続けてきた作品。
監督は、「貴族の巣」や「ワーニャおじさん」のほか、ハリウッド映画「暴走機関車」「マリアの恋人」などでも知られるアンドレイ・ミハルコフ=コンチャロフスキー。彼は「機械じかけのピアノのための未完成の戯曲」のニキータ・ミハルコフ監督の兄で、1970年代には"ソビエト映画ニューウェーブ"の旗手としてならした才人である。
映画は、シベリアの奥地エラニ村に暮らす富農のソローミン家と貧農のウスチュジャーニン家の3世代の運命を描いた大河ドラマであり、帝政時代からロシア革命へ、第2次世界大戦をへて油田開発にわく時代へと歴史の激動と奔流の中を生き抜いたシベリアの人々の苦難と栄光を壮大な自然の中に描いた長編叙事詩ともなっている。
今回のDVDでは、3時間19分の2部作を高画質・高音質の2枚組で収録したほか、スタッフのインタビューやメイキング映像などをおさめた特典DISCを加え、豪華3枚組となって発売される。
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