2011年10月18日火曜日

●広島市映像文化ライブラリーで「ロシア・ソビエト映画特集」

アンドレイ・タルコフスキー監督によるSF映画の傑作「惑星ソラリス」、3人の女性の愛と苦悩、友情を描いた「モスクワは涙を信じない」、一兵士の帰郷を通して戦争反対をうたった「誓いの休暇」など、国際映画祭などで高い評価を受けたロシア・ソビエト映画を上映。

●上映作品・日時
11月18日(金) 14:00~ / 18:30~
想い出の夏休み(1975年、セルゲイ・ソロヴィヨフ監督)

11月19日(土) 14:00~ / 17:30~
惑星ソラリス(1972年 アンドレイ・タルコフスキー監督)
  ・→ 映画資料「惑星ソラリス」   ・→ パンフレット図書館「惑星ソラリス」

11月20日(日) 10:30~ / 14:00~
モスクワは涙を信じない(1980年 ウラジーミル・メニショフ監督)

11月22日(火) 14:00~ / 18:30~
新しい家族(1982年 イスクラ・バービッチ監督)

11月23日(水・祝) 10:30~ / 14:00~
誓いの休暇(1959年 グリゴリー・チュフライ監督)
  ・→ パンフレット図書館「グリゴリー・チュフライの世界」

フィルム提供:ロシア映画社

●鑑賞料:大人500円・こども250円

●会場
 広島市映像文化ライブラリー
  〒730-0011 広島市中区基町3-1
  TEL082-223-3525 FAX082-228-0312
  http://www.cf.city.hiroshima.jp/eizou/

・→ 詳しくは、「広島市映像文化ライブラリー」のサイトへ


2011年10月5日水曜日

◎「火の馬」 新文芸坐にてオールナイト上映

11月5日(土)
前衛映画の女神〈ミューズ〉「マヤ・デレンとアヴァンギャルドな夜」

●上映作品
 マヤ・デレン短編集 22:30~
 鏡の中のマヤ・デレン(オーストリア、ドキュメンタリー)     
 眠るパリ(監督:ルネ・クレール、サイレント)     
 カリガリ博士(監督:ロベルト・ウイーネ)     
 火の馬(監督・脚本:セルゲイ・パラジャーノフ) ~5:35

●入場料金
 一般2200円、友の会・前売2000円

●新文芸坐
 池袋駅東口徒歩3分
 東京都豊島区東池袋1-43-5マルハン池袋ビル3F
  03(3971)9422
 http://www.shin-bungeiza.com/theater.html
 ・→ 詳しくは、新文芸坐オフィシャルサイト

 ・→ 映画「火の馬」資料
 ・→ パンフレット図書館「火の馬」



2011年9月1日木曜日

100年のロシアPartⅡ 旧ソ連映画特集

春に開催した「100年のロシア」のPartⅡ。米国と並ぶ映画大国だった旧ソ連。今年の12月でその崩壊からちょうど20年を迎える節目に、旧ソ連時代の傑作映画を厳選して上映!

9月17日(土)~25日(日)

◎上映予定作品

デルス・ウザーラ
 黒沢明監督/1975年/1975年アカデミー賞最優秀外国語映画賞他
機械じかけのピアノのための未完成の戯曲
 ニキータ・ミハルコフ監督/1976年/1977年サン・セバスチャン国際映画祭金の貝殻賞
メキシコ万歳
 エイゼンシュテイン監督/1931~1979年/1979年モスクワ国際映画祭名誉金賞
モスクワは涙を信じない
 ウラジーミル・メニシェフ監督/1979年/1981年アカデミー賞最優秀外国語映画賞他
誓いの休暇
 グリゴーリィ・チェフライ監督/1959年/1960年カンヌ国際映画祭最優秀作品賞他
ベルリン陥落
 音楽ショスタコーヴィチ/1949年/1949年スターリン賞第一席他
鶴は飛んでゆく
 ミハイル・カラトーゾフ監督/1957年/1958年カンヌ国際映画祭グランプリ他
復活
 原作トルストイ/1960~1961年/1962年ロカルノ国際映画祭最優秀女優賞他
大祖国戦争
 ドキュメンタリー/1965年/1965年ライプツィッヒ国際記録映画祭銀賞

◎トークショー(予定)
 9月17日(土) 野上照代さん(黒澤作品スタッフ/「母べえ」原作者)
 9月18日(日) 植草信和さん(元「キネマ旬報」編集長)
 9月21日(水) 下斗米伸夫さん(法政大学教授/ソ連政治史研究)

@渋谷・アップリンクファクトリー
  ◎入場料金
 当日/一般1200円 シニア1000円 アップリンク会員800円
 前売り/一回券1000円 3回券2700円 パスポート券7,000円
◎協力:ロシア文化フェスティバル/ロシア映画社 企画:パンドラ

2011年6月17日金曜日

ソビエト映画アーカイヴス

震災後中止になっていたアテネ・フランセ文化センターの「ソビエト映画アーカイヴス」が開催されることになった。

◎ソビエト映画アーカイヴス スペシャル
2011年6月17日(金)〜6月30日(木)(10日間/日・月曜休館)
上映作品:
「恋するものたち」1969(83分)監督/エリヨル・イシムハメドフ
「がんばれかめさん」1970(86分)監督/ロラン・ブイコフ
「愛していたが結婚しなかったアーシャ」1967(99分)監督/アンドレイ・コンチャロフスキー
「赤いカリーナ」1973(110分)監督/ヴァシーリー・シュクシーン
「灰色の狼」1973(96分)監督/トロムーシュ・オケーエフ
「白い汽船」1976(100分)監督/ボロトベク・シャムシエフ
「七発目の銃弾」1973(84分)監督/アリ・ハムラーエフ
「ジプシーは空にきえる」1976(100分)監督/エミーリ・ロチャヌー
「エバンス博士の沈黙」1973(90分)監督/ブジミール・メタリニコフ
「スタフ王の野蛮な狩り」1979(109分)監督/ヴァレーリー・ルビンチク
「みなし児」1977(100分)監督/ニコライ・グベンコ
「追憶のアリア」1984(102分)監督/ニコライ・グベンコ
「ドストエフスキーの生涯の26日」1980(80分)監督/アレクサンドル・ザルヒ
「モスクワは涙を信じない」1980(140分)監督/ウラジーミル・メニショフ
「新しい家族」1981(97分)監督/イスクラ・バービッチ
「ふたりの駅」1982(135分)監督/エリダル・リャザーノフ
「炎628」1985(148分)監督/エレム・クリモフ
「翌日戦争が始まった」1989(86分)監督/ユーリー・カラ
「若き作曲家の旅」1985(104分)監督/ゲオルギー・シェンゲラーヤ
「死者からの手紙」1986(88分)監督/コンスタンティン・ロプシャンスキー

会場・お問い合せ:アテネ・フランセ文化センター
入場料金: 一般 1,000円
アテネ・フランセ文化センター会員、エイゼンシュテイン・シネクラブ会員、日本ユーラシア協会会員、ユーラシア研究所会員 800円
※アテネ・フランセ文化センター会員入会をご希望の方は登録が必要になります(当日入会可)
登録料:一般1500円/アテネ・フランセ学生1000円(約1年間有効)
主催:アテネ・フランセ文化センター
協力:ロシア映画社

2011年3月19日土曜日

100年のロシア

世界最大の国土を擁するロシア。300年の栄華を誇るロマノフ王朝が崩壊した20世紀初頭、ロシアの地に人類初の社会主義政権ソビエ ト連邦が誕生した。それからおよそ80年を経て、ソビエト連邦は崩壊し、国名は再びロシアへ。100年にわたる壮大なロシアの変遷を映画で辿る旅!

2011年3月19日(土)〜4月1日(金)
上映作品
 エルミタージュ幻想
 蒼ざめた馬
 牡牛座
 レーニンの肖像
 アエリータ
 火を噴く惑星
 妖婆 死棺の呪い
 フルスタリョフ、車を!
 日陽はしづかに発酵し・・・
 動くな、死ね、甦れ!
 不思議惑星キン・ザ・ザ
 ひとりで生きる
 孤独な声
 痛ましき無関心
 ボヴァリー夫人
 こねこ
 精神の声 第五話
 マザー、サン
 ファザー、サン
 変身
 ロストロポーヴィチ 人生の祭典
 チェチェンへ アレクサンドラの旅
 アンナ・パブロワ
 コミュニストはSEXがお上手?
 UFO少年アブドラジャン
 ピリペンコさんの手づくり潜水艦

協力:ロシア文化フェスティバル/新日本映画社/ロシア映画社/アイ・ヴィー・シー/アップリンク
企画:パンドラ
会場・お問い合せ:UPLINK FACTORY
料金: 当日一律\1,200

2011年1月1日土曜日

ソビエト映画における時間とパフォーマンス

クリス・フジワラによる映画表現論
連続講義「ソビエト映画における時間とパフォーマンス」
アテネ・フランセ文化センター

 映画批評家クリス・フジワラ氏による連続講義です。今回は「ソビエト映画の作家」をテーマに、複数の作品からの抜粋上映を交えつつ、映画論を展開していきます。講義の前に関連作品の参考上映も行います。

1月21日(金)
17:10-参考上映「青い青い海」1935(71分)監督/ボリス・バルネット
18:30-講義「ボリス・バルネット論」
 ボリス・バルネットの映画は、ソビエト映画の伝統のなかでは非主流派と呼べる立場を代表する。イデオロギーよりは本能と直感に基づき、大きな歴史的事件よりは日常生活のうつろいゆく瞬間をめぐって展開する、普通の人々の身体的、感情的体験に根ざした映画だ。ユートピア的な島を舞台にした三角関係を描く『青い青い海』は、バルネットの叙情性とユーモア、その自由の感覚の典型を見せる。ニコール・ブレネズの言葉を借りるなら、この映画は「身振りの発明の詩情を写し取ることで映画をその起源であるライヴの見せ物へと回帰させる。つまりサーカス、アクロバット、ヴォードヴィルと体操である」。(クリス・フジワラ)

1月22日(土)
15:40-参考上映「一年の九日」1961(100分)監督/ミハイル・ロンム
17:30-講義「ミハイル・ロンム論」
 『一年の九日』はいわゆる「雪解け」期—スターリンの死後の十数年間、ソビエトが文化政策の統制を緩和した時代—の最も驚くべき作品のひとつである。この厳格な知性に基づく映画で、主人公の核物理学者は、研究の最中に致死量の放射能を浴びる。映画が進むにつれて、ミハイル・ロンム監督の構図はどんどん極端かつ独創的になり、通常の空間感覚から逸脱していく。その不気味で抽象的な視覚的宇宙のなかに、放射線を浴びた科学者の、自らの「異常な死」をめぐる思索が、決して声高に語られることはないその不安と共に、反響していくのである。(クリス・フジワラ)

2月25日(金)
16:30-参考上映「わが友イワン・ラプシン」1984(98分)監督/アレクセイ・ゲルマン
18:30-講義「アレクセイ・ゲルマン論」
 1930年代の設定で、監督自身の父のテクストに基づき、職務熱心だが孤独な刑事が犯罪者集団を追うストーリーは、大粛正の時代の犠牲者たちへの哀歌であると同時に、その時代の生き方と、生き方を感じて語るそのやり方の活き活きとした肖像でもある。フェリーニを思わせる、しかしもっと深刻で暴力的なスタイルで撮られ、ディテールの精確さに妥協しない『わが友イワン・ラプシン』は記憶の映画だ。その物語は自足した流麗な長廻しの、しかし確定しない視点によるワンシーン、ワンシーンの連続で展開する。どの登場人物にも救いも逃げる先もない。それはこの物語の語り部も同様であり、だからこそただ静かに過去を見つめ理解しようとしている。(クリス・フジワラ)

■会員制
※非会員の方は入会が必要になります(当日入会可)
登録料:一般1500円/アテネ・フランセ学生1000円(約1年間有効)
■会費
1回券800円/3回券2000円
■講義は日本語通訳付き
■参考上映は日本語字幕付き
■会場&お問い合せ
 アテネ・フランセ文化センター
  東京都千代田区神田駿河台2-11
    アテネ・フランセ4F
  03-3291-4339(13:00-20:00)
■主催 アテネ・フランセ文化センター

2008年3月1日土曜日

ロチャヌー監督「アンナ・パヴロワ」DVD発売

ジプシーは空にきえる」(1976)で知られるエミーリ・ロチャヌー監督の英露合作映画「アンナ・パヴロワ」のDVDが、クリエイティヴ・コアより3月19日に発売される。 アンナ・パヴロワ  A Woman for ALL Time 切なく激しい生涯  ロシアの不世出の天才バレリーナ、アンナ・パブロワの生涯を描くバレエ映画の幻の傑作。バレエとの出会い、ロシア革命、愛、栄光、そして別離……船舶が主要な交通手段だった時代に、彼女の半世紀にわたる旅路は、何と地球14周分の距離におよんだ。愛に生き死んだ"白鳥"の生涯はあまりに美しく哀しい。これは、彼女の生まれた国ロシアと育ての国イギリスが手をたずさえて製作した永遠のバレリーナ=アンナに捧げる感動の物語である。 監督・脚本:エミーリ・ロチャヌー 出演:ガリーナ・ベリャーエワ / ジェームズ・フォックス / セルゲイ・シャクーロフ キーロフ・ボリショイ2大バレエ団総出演 / エリック・グラス指揮ボリショイ劇場管弦楽団 / 1983年旧ソビエト=イギリス合作 収録時間:129分 / カラー・スタンダードサイズ / 音声:英語(ドルビーデジタル・ステレオ) / 日本語字幕 TDBT-0195 2008/03/19クリエイティヴ・コア発売 3,990円  ・→ 詳しくは、クリエイティヴ・コアのサイトへ