2007年10月26日金曜日

「この道は母へとつづく」ロードショー公開

 10月27日より、Bunkamuraル・シネマほかにて「この道は母へとつづく」がロードショー公開される。  この映画は、母を探すために孤児院を脱走したという少年の実話を基に製作され、2005年ベルリン国際映画祭の児童映画部門グランプリを受賞した話題作だ。  ロシアの辺境の孤児院で育ち、イタリアの夫婦に引き取られることが決まった6歳のワーニャだが、ある日、先に養子にもらわれていった友達の本当の母親が孤児院に現れ、まだ見ぬ母への思いが募る。自分が養子にいった後に本当の母親が現れたらと不安になったワーニャは、孤児院を抜け出して母親を探す旅に出るが……。 この道は母へとつづく  原題:Italianetz  監督:アンドレイ・クラフチューク  脚本:アンドレイ・ロマーノフ  撮影:アレクサンドル・ブーロフ  音楽:アレクサンドル・クナイフェル  出演:コーリャ・スピリドノフ、マリヤ・クズネツォーワ、ダーリヤ・レスニコーワ、ユーリイ・イツコーフ、ニコライ・レウトフ  2005年レンフィルム製作/1時間39分  配給:アスミック・エース 10月27日より、Bunkamuraル・シネマほかにてロードショー
 ロードショー公開にさきがけ、ランダムハウス講談社よりノベラズ版も出版された。  著者のアンドレイ・ロマーノフは、1962年、レニングラード生まれ。レニングラード国立大学でジャーナリズムを学ぶ。管理人、借金の取立て屋、消防士、屋根職人など、様々な職歴を経て、モスクワにある全ロシア国立大学(VGIK)に入学し、脚本を学んだ。映画作品の他にもTVドラマシリーズなど多数手がけている。 この道は母へとつづく  アンドレイ ロマーノフ著 / 佐野晶 訳  文庫: 240ページ(14.8 x 10.6 x 1.4 cm )  出版社: ランダムハウス講談社  発売日: 2007/10/2